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古本とビールの日々


by oxford-N
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3月31日をもってオックスフォードでの生活を切り上げます。

これまで「オックスフォード便り」をご愛読くださった皆様に心から感謝します。

どれほど孤独な生活が慰撫されたことでしょうか。

感謝の気持ちをもって帰国できるのは本当に幸せです。

ありがとうございました。
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# by oxford-N | 2009-03-31 02:03 | オックスフォード
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オックスフォード大学のボードリアン・ライブラリー。

どれくらいここへ通っただろうか。自宅にいた時間よりも長かったことだけは確かだ。今では自分の住居よりも親しみを感じる。

朝の9時に到着して、まず鉛筆を削る。削られたところから木のにおいがのぼり立つ。

請求しておいた本を取り寄せ、昨日の続きから読みだす。ノートを取り、検討をくりかえす。

高揚と挫折、その繰り返し。卑小な自己の世界と遠大な図書の世界。

幻惑でしかない蔵書に囲まれた幸せと悲哀。

ただ、ここで1年間を過ごせて本当に幸せだった。ありがとう。
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# by oxford-N | 2009-03-28 15:49 | 日々の情景
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あさの8時から運送屋が本その他をひき取りにきた。

1年間せっせっと貯めこんだもろもろのものも、時間にして2時間少しですべて段ボールのなかへ収納されてしまった。
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6週間後に神戸で対面なのだが、なんだか飾られた後、箱の中へしまわれていくお雛さんのような気がした。

どうか無事に届いて欲しい。
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# by oxford-N | 2009-03-28 03:07 | オックスフォード
これは同じ雑誌の付録としてでた号に登場した靴の数々。
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現在の目からみてもなかなかのセンスである。でもシンデレラの靴見たいで細身すぎやしないか。

テントみたいなスカートに絞り切ったウエスト。そしてこのシューズ。ヴィクトリア朝だけは女性には生まれたくない。
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# by oxford-N | 2009-03-28 03:02 | 古本
かつて女性雑誌は高価で一般女性にはとても手が出なかった。そこを見逃さなかったのがサミュエル・ビートンというヴィクトリア朝の出版人である。
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有名なビートン夫人の夫である。出版人としては天才で、いくつものベストセラーを出した。

「アンクルトムの小屋」はこの時代最大のベストセラーであると同時にもっとも売れた本であった。

1852年に出した「イギリス婦人家庭画報」はベストセラーとなり、オーストラリア、カナダにまで読者は広がった。

もっとも若き女性の夢をつかんだのはファッションプレートであった。ビートン夫人がパリに赴き「直輸入」してきて、人の手で彩色させたという凝った図版である。

今日ではこのプレートだけをはがして額装にするのがはやり、よく破られてしまっている。

何かいい気はしない。やはり雑誌の一部だと思うから。どうだろう。
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# by oxford-N | 2009-03-28 02:56 | 古本