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古本とビールの日々


by oxford-N

オックスフォード便り 142 「鉄道運賃のなぞ」

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やがて冬を迎えるオックスフォード駅である。常々この国の鉄道運賃について不可解な気持ちを抱いていたが、それを通り越して、「謎」とさえ思えてきた。

先日の日曜日、パディントンとオッスフォード間を乗ったのだが、私は3日前に購入していたので6ポンドであった。友人は当日買い求めて18ポンド(!)も支払った。

明日、ハーフォードからヘイ・オン・ワイに行くので、オックスフォード駅で切符を購入したところ、往復で29ポンドであった。座席指定である。

指定料金は無料だが、2時間くらい列車に乗るであろうか、それにしてはなんだか、割高感がぬぐえない。

というのも先日ユーロスターでロンドンとブリュッセルまで走ったら22ポンドであった。新幹線が安くて、在来線の普通列車の方が高いことなどあるだろうか?

バーミンガムの駅では窓口売り場で購入した切符と、駅員が構内でさばいいている切符代金に1ポンドの差があった。これなど、どう解釈していいものやら、頭を傾げてしまう。

またピークオフなる時間帯を設け、午後4時から7時までの間、乗っていい列車と乗ってはいけない列車が生じてくる。

ラッシュアワー緩和を狙うが、当然料金も異なってくる。でも、その便指定が何を基準にしているのやら、さっぱりわからない。

どの駅にも「運賃」についてのパンフレットが置いてあるが、こうした疑問は何度読んでも解決しそうにない。あげたらきりがないくらい矛盾にあふれている。

わが日本は英国から汽車を輸入したが、料金や運行システムを追従しないで本当によかった。

そうかと言って鉄道を捨て、渋滞でカタツムリのようにしか進まないバスに乗るわけにもいかず、忍耐の日々がつづいている。
by oxford-N | 2008-11-18 22:02 | 古本